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ビーナス アロー ダイヤモンド

VENUS ARROWS カットの面数

ビーナスアローカットは、通常のラウンドブリリアントカットの発展形です。形(プロポーション)や数値(各面の比率や角度)を崩さずにより多くの面数を加えたものです。特に、上部中央の8角形の面(一番大きなテーブル面)は光の入り口と出口になる重要なところ。面積の理想数値が厳格に決まっています。この面には手をつけずに、多面体にしているところが他のカットと違っています。

光は外につくられた面で、鏡のように跳ね返ってくるだけでなく、上部から中に入って内部で反射して、上に戻ってきます。

カットの面の比較

そのため、ビーナスアローカットは、
1:カットの面数をより多くして表面の輝きの数を多くしている。
2:内部に入った光を反射させて戻すための、上と下の相対する面(鏡)の組み合わせを多くしている。

カット面比較図において、ブリリアントカットでは、赤い8個の組み合わせが一般的ですが、ビーナス アローは、さらに8個の青い組み合わせを増やして、より多くの反射を実現しています。 それにより、光の潜在能力は高まり、一般的なダイヤモンドと比べて、一目でわかるほどの大きな輝きの違いがあります。

筆者:吉田良(株式会社ヨシヨシ

ビーナスアローダイヤモンドのお話
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