ジュエリーHome > ビーナス アロー ダイヤモンド > ビーナスアローの評価(1)I.G.I.鑑定書
ビーナスアローダイヤモンドには、基本的に、ベルギーに本部のあるI.G.I.(International Gemological Institute)日本支社発行の鑑定書が発行されます。
I.G.I.鑑定書の赤い字で示している部分はビーナスアローダイヤモンドならではの独自でしかも重要な部分です。
2つとして同じ物がないのが本当の宝石です。天然ダイヤモンド(ビーナスアローカット)だけに評価されるグレーディングレポートとして、「4C」があります。
その「4C」とは
「Carat:重さ、Color:色、Clarity:内包物、Cut:研磨の善し悪し」
の評価になります。
どれも重要ですが、Cut以外の3Cは、地球から生まれたダイヤモンドが与えられた自然の等級で、人間には関係することが出来ないもの。それに対して唯一、Cut(カット)だけが、人間の知恵と技術で評価される、研磨仕上がりの等級です。一見同じようにカットされていても、技術力と、英知で、その仕上がりには大きな差があります。
同じ素材を使った料理でも、料理人によってその味(輝き)はまったく違うのと同じです。理想とされる数値を満たし、形と対称性が完璧、しかも、研磨面の滑らかさは小さなダイヤモンドだけに、繊細な技術が要求されるわけですね。
次では、そのカットの等級について、鑑定書では分からない、輝きの数値を客観的に計っているアメリカのGEMEXレポートを見ていきます。
筆者:吉田良(株式会社ヨシヨシ)