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ラフダイヤモンド(8)

ダイヤモンドの魅力:その1 希少性 その価値は世界共通

白い光の宝石であるがゆえ、ダイヤモンドは宝石の中の王様になれました。「ダイヤモンドは無色透明こそ最上級品」とされる理由がわかっていただけたと思います。

ダイヤモンドができるときに、不純物が多ければ多いほど、色みや内包物が増え、価値が下がります。純粋な炭素の結晶からほど遠くなるわけですね。すると美しさもそれに比例して悪くなってきます。色みは透明な光に色をつけてしまうし、不純物や傷は光の通過の邪魔をして通過しにくくします。

拡大鏡で外から内部を見ると、色(Color)不純物(Clarity)が見えますが、それを厳密に等級付けするのが、唯一ダイヤモンドです。この等級は世界どこでもほぼ同じになっていて、金やプラチナのような貴金属の値段のように、ダイヤモンドも世界的な値段がおよそ決まります。

色(Color)
無色

かすかに黄色

淡い黄色ー黄色
透明度(Clarity)
内部にキズなし

少しインクルージョンを含む

不完全
IGI(International Gemmological Institute)のダイヤモンドレポートより

通常、さまざまな宝石の取引は、買い手と売り手がお互いの美の価値と、取引経験から価値を決めます。しかし、ダイヤモンドはその前に、国際的に同じ等級付の価値に基づいて決まっていると言っても過言ではありません。

宝石品質の、純粋で美しいダイヤモンドは、極めて希少性が高いものです。たくさんは無い美しいもの、それがダイヤモンドの大きな魅力の一つです。そしてその評価は国や民族を問わず、国際的な共通の価値としての魅力でもあるのです。 あなたのダイヤモンドは世界のどこに行っても憧れと羨望をもって見つめられつづけるでしょう。

筆者:吉田良(株式会社ヨシヨシ

ラフダイヤモンド 連載コラム

第13回 ローズカット オールドタイプ
第12回 ダイヤモンドの魅力:その3 美しさ 光の中の秘密
第11回 ダイヤモンドはどこで採れるのか?なぜ日本ではとれないのか
第10回 ダイヤモンドの魅力:その2 硬度 地球上でもっとも硬い石
第9回 ダイヤモンド原石とカット(形・シェープ)
第8回 ダイヤモンドの魅力:その1 希少性 その価値は世界共通
第7回 ダイヤモンドは宝石の中の王様
第6回 ダイヤモンド 美しさの秘密
第5回 ダイヤモンドは永遠の輝き
第4回 ダイヤモンドは地球の中から生まれた
第3回 ダイヤモンドの遥かなる旅
第2回 このダイヤモンドは、「唯一のもの」
第1回 ラフダイヤモンドについて

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